詩集「傷つくは 優しんだ」(優しい愛の詩)(ルビつき)
作品説明
「傷つくは 優しんだ」というタイトルの6部構成77篇からなる詩集です。一つ一つの詩を取り上げると深みのない詩たちかもしれませんが、77篇合わさって世界のさまざまな様相を掬い取ることに挑戦しています。たとえていうと、パレットに15色の絵の具とそれらの混色があるのに、1篇の作品の中では、単色しか使っていないので表現が淡白に見えるかもしれませんが、77篇合わさると、あらゆる色彩を駆使しているような詩集になればと編纂しました。
僕個人の生活を超えたところの普遍的な若い感情を、年配の方から見てもらっても納得できるような形で、詩という表現に載せようとしています。悩みの深かった高校生の僕自身に対して届けばいいと願っています。若かった僕自身に対する救いのメッセージが、他の誰かの渇きを癒すうた集として届けばと願っています。
形式の特徴としては、変則57調と僕が命名した形式を多く採用しています。正則というのを575757と繰り返すものとすれば、変則57調は、5555や、7777の出現を許すという少しゆるいルールに則った形式です。
この詩集のイメージカラーは澄んだ青色です。この詩集を読み終わった誰かがふと空を見上げて、そこにいつもと変わらず僕らを優しく包んでくれる、青い地球を感じてもらえれば幸いです。
岩田おかぎり
詩集「傷つくは 優しんだ」 (優しい愛の詩)
よきかな
ゆれながら 考えながら エリクソン / よきかな / 今朝もまた / 辛さ喜び / 賢く生きる / 負の走光性虫 / 心安んぜよ / あなたに問う / 要は・・・ / 有難み / 天地 / 孟・孔子 / 先を生きる人
あの子
告別 / あの子 / ほがらかに / 幸せに / 真の心を信じ頼む / 心のままに / サイクリング / 耳 / あの時 / 分かって下さい
あのために/主題
なぜにして そうまでにして / 恐怖 / 僕自身の人生 / 効率 / 僕の自分勝手で個人的な目標のために / 主題 / 滅びのとき / 完了形 / 人間なのだから / ぼくにでも できること / デジャブ / 学んでごらん / 僕の責任 / あの人
十七歳
十七歳 / 暗闇の中 / 少年 / 語りえること / お星さま / どこにいるのか / 人生を 掴み損なう そんな時 / ”生” / 僕自身 / 平均 / あせり / イチロー /
文化
文化 / 神 / 神秘 / 読書 / ことわり / ことば / 言説 / アブチネムド人 / 伝統 / 芝居 / 力学系とは変遷である / ありありあれり
傷つくは 優しんだ
初冬 / 冬至を過ぎて / 光を浴びて / なんでだろうね / あるエイプリル フールの日に / 朝日 / ブタ / 過ぎたるは / 日記 / 二神(ふたつがみ) / そんな気持ちで / あじさい / うちの常識 / シンプル / この夏も / 傷つくは 優しんだ
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見てみて真似る やってみて真似る
あさのおかぎり 真似る良い子は すくすく育つ
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